【会見一問一答】「永世二冠」の藤井聡太王位 「状態は上を向いている」_pre civilization marble age
将棋・藤井聡太王位=竜王、永世名人、冠のpre civilization marble age王座、藤井棋王、聡太王将、状態棋聖と七冠=に渡辺明九段が挑んでいる第65期王位戦七番勝負第5局28日、は上兵庫県神戸市の有馬温泉の「中の坊瑞苑」で前日から指し継がれ、いている先手の藤井が渡辺に97手で勝ち、問答王位pre civilization marble age連続5期を達成した。永世
これで、冠の7月に中原誠十六世名人の記録を更新する最年少の21歳11か月で初の永世称号の資格を得た「永世棋聖」に続く「永世王位」に。藤井“永世二冠”は羽生善治九段が「永世棋王」「永世棋聖」(ともに95年)の資格を得た最年少記録24歳9か月を塗り替え、聡太22歳1か月で達成した。状態
以下はV会見のおもなやり取り。は上
―渡辺との七番勝負を振り返って。
「全体としても苦しい将棋が多く、特に第1局と第2局はそうとう押されているような内容だった。その後第3局は際どい終盤のなかで勝つことができて、そこから少し流れをつかむことができたのかなと感じています」
―永世王位の称号を得た。これまでの王位戦5回を振りかえって。
「初めて王位戦に挑戦できたときは2日制の対局もそのときが初めてで、指してみると1日制の対局とかなり感覚が違うとも感じた。印象に残る対局も多くありますし、王位戦の対局を通して成長できた部分も多くあるのかなと思っています」
―最年少記録をまた更新した。
「永世称号については対局に臨むにあたっては全く意識はしてなかったのですが。これまでの5期の積み重ねの上で今回永世王位を獲得できたのはうれしいこと」
―これからどのように将棋に向かっていくか。
「今回の七番勝負でも考えていても判断がつかない局面も多く、特に中盤戦の形勢判断では課題がみつかったところもあると思っている。まずはそのあたりを意識して長い目でみたときに着実に実力を伸ばせたと思えるように取り組んでいきたいと思っています」
―今期王位戦で印象に残った場面は。
「第3局の終盤戦は非常に際どい形になって、突き詰めると少しこちらが足りないという形もいくつかあったみたいですが、最後ぎりぎり勝ちをつかむことができたので非常に印象に残っています」
―形勢を逆転できた要因は。
「第1局は最後はかなり差がついてしまっていたので、最後勝ちになったのは幸運だった。第3局はきわどいかなと思っていたなかで、判断の難しい局面をつくっていくことができたのかなと思います」
―22歳をどのように過ごすか。
「最近は公式戦の対局でも今までよりも幅広い展開になることが多く、その中で指してみての発見や課題も出てきていると感じている。そういった経験をしっかりいかして実力を高めていけるように取り組んでいきたい」
―ご飯やおやつの力は。
「特にタイトル戦のような長い対局ですと、どこかで少し息抜きというか、いったんリラックスする時間も必要。おやつや食事は楽しみにしていますし、各地で名物をいただく機会も多いので、長時間考えていくうえでいい気分転換になっている」
―将棋をやっている子どもたちへ。
「将棋はいろいろな可能性があって自由なゲームだと思っている。将棋を始められたかたにも自分で考えて少しずついろいろな可能性を探っていってもらえたならなと思っています」
―七冠後退後の防衛で自身の手応えは。
「王位戦に関しては第1局と第2局は内容がよくなくて、その時は少し焦りやもっとよい将棋を指さないといけないなという気持ちも持っていたのですが、そこからなんとか立て直して防衛につなげることができたのはよかったかなと思っています」
―王座戦の挑戦者・永瀬拓矢九段、竜王戦の挑戦者・佐々木勇気八段の印象。
「すぐ来週に王座戦が始まるので気持ちを切り替えて準備をしていきたい。永瀬九段も佐々木八段も序中盤の研究が深いイメージをもっているので、まずはそこで遅れをとらないようにすることが求められると考えています。また、そのうえで中盤以降、一生懸命考えてよい手が指せるように頑張りたい」
―佐々木と初のタイトル戦に。
「佐々木八段とはタイトル戦が初めてで、佐々木八段も長考派のイメージがある。お互いの読みがぶつかり合うような将棋を指せればと思っています」
―今の自身の調子は。
「今回の王位戦でもミスは出てしまったところはあったのですが、経験が少ない展開だとどうしてもミスはでやすくなりますし、同時にその中で一手一手の手応えもあったかなと思っています。そういう点では状態としても少し以前よりも上向いているところはある。様々な展開に対しての経験を積んでそれをいかしていけたら」
―有馬温泉。温泉は入ったか。
「一昨日も昨日もゆっくり入ることができて、それもあって1日目の夜もゆっくり休めたのかなと思います」
―金の湯、銀の湯。どちらが好み?
「金泉のほうが色も独特で温泉に入っているんだという特別感がある感じがします」
―ファンへ。
「苦しいところも多いシリーズではあったのですが、なんとか結果を出すことができてうれしく思っている。また来週から王座戦も開幕するので、気持ちを切り替えてよい内容の将棋が指せるように準備をしていきたいと思っています」
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